ガ-デンアイランド市川

『ガ-デンアイランド市川』実現に向けて
『ガ-デンアイランド市川』

『市川:里山緑地』構想:市川みどり会

造園学者の進士五十八先生よれば、ガ-デン(garden)は、防衛するという意味のガン(gan)と、悦び、愉しみというエデン(eden)の合成語である。いわば庭園とは、「安全で快適な場所」であって、「人間にとっての理想世界」をイメ-ジさせるものである。こそが町づくりの基本と考えます。

【歩く】
コンセプト
≪日光のいろは坂を市川へ≫
庭園のように美しい市川をめざす。
原風景を活かしつつ、樹林を負から富の資産への発想の転換

市川みどり会は、都市に残された樹林地等を社会資本と位置づけ市民と協力して樹林地を明るくし、子供たちが気軽に入れ、遊べる樹林地(里山緑地)を育成し、人と人が触れ合いながら、環境教育・情操育成の場として、様々な生物との触れ合いの中から生命の尊さを知り、自然の仕組みを学び、自然の偉大さを感じる場として次の世代に樹林地を引き継ぐものとして活動しております。

また、市川市全域を【ガ-デンアイランド市川】と位置づけ、水と緑に囲まれた魅力ある原風景を生かしつつ、市民が安全で安心して歩ける散策路の整備を進め、各地から電車に乗って気軽に散歩に来たくなるような魅力ある景観を備えた「健康都市 市川」に相応しい、市民が誇れる町づくりに貢献したいと願っております。

先日、千葉県において記録された風力38mもの暴風雨に見られるように、近年、地球温暖化の影響で異常気象による危険性が増大してきております。人類史上初めての経験が日増しに押し寄せてきていると言われています。

市川市は東京に隣接しているという立地条件から都市化が急速に進み、現在7路線16駅を有しているため、相続税発生により市内の殆どの平地林は消滅してしまい、僅かに残されつつある山林の大半は管理困難な状況下にある斜面林、住宅隣接した介在山林であります。

しかし、市川みどり会はこの負の資産とも言われる樹林地を、発想の転換によって市民の理解を得ながら【ガ-デンアイランド市川】として【冨の資産】へと生まれ変わらせたいと考えております。また実現のためには“市と市川みどり会”の更なる協力体制が急務であると思います。

【ガ-デンアイランド市川】実現に向けて整備構想作成にあたりまして、市川市発行の市川市みどりの基本計画並びに市川市自然環境保全再生指針を基本として、検討させていただきました。

イメ-ジ画像:和歌山県 あじさい曼荼羅園
イメ-ジ画像:和歌山県 あじさい曼荼羅園

イメ-ジ画像:和歌山県 あじさい曼荼羅園

『ガ-デンアイランド市川』実現に向けて

コンセプト 【歩く】
市民が動くことにより経済効果が生まれる。
安定した景観、樹林地を提供することが精神の安定につながり市民に「やすらぎ」
を与えることとなる。

現状は秋になると落ちる落ち葉、風雨により落ち葉、枯れ枝が雨どいに詰る負の現状。

市民にco2削減の重要性や環境の大切さ、気温の上昇抑制効果をいくら説いても市民に樹林の重要性は伝わりません。それよりも身近な景観を市民の「目」に訴えながら、子供たちの環境教育に使用されるようになれば市民参加の「町づくり」につながると思います。

現状は秋になると落ちる落ち葉、風雨により落ち葉、枯れ枝が雨どいに詰る負の現状。

市民にco2削減の重要性や環境の大切さ、気温の上昇抑制効果をいくら説いても市民に樹林の重要性は伝わりません。それよりも身近な景観を市民の「目」に訴えながら、子供たちの環境教育に使用されるようになれば市民参加の「町づくり」につながると思います。

人が歩きやすい町つくり 人が歩きたくなる町つくり 人が訪れ、人が動くことにより町が活性化する。

1.市民、市川市、市川みどり会との協同の強化

「歩く」ことは健康の基本であり、「健康都市 市川」に相応しいテーマであると考えます。

また、「毎日散歩したい町づくり」を推進していくためには、市内に残された樹林地等を社会資本と位置づけ市民と協力して子供たちが気軽に入れる「里山緑地」として、市民が安全で安心して歩ける散策路の整備を進め、各地からも電車に乗って気軽に散歩に来られるような魅力ある景観を備えた風格ある「健康都市 市川」に相応しい町づくりに貢献したいと願うものであります。

2.七路線十六駅の活用(各駅に散策路掲示板の設置)
市川市は7路線16駅を有し、他市に例を見ない好環境下にあります
  • 16駅を散策路の【起点】とする

(風景)
駅を降りると散策路掲示板があり、掲示板には目的地に至る何通りかのコ-スが記載されている。㌔数・所要時間・コンビニ・飲食店・農産物の直売所が記されており市民は、その日の体調に合わせ、帰る時間を想定して選択し歩き始める。

各地から電車で市川を訪れた人々は市川市内の散策を楽しみ、帰りの電車に乗る市民のリュックの中には、少しずつ梨・トマト・ナス等の農産物や市川の銘菓が入っている。駅では漫歩計を見て電車を待つ市民の姿が見られる。

3.人の為の道標の設置
人が散歩し易い、人目線の【目的地】に至る道標設置(距離、所要時間の明記)

(現在ある道路標識は、車の為だけに設置されている。)
人が歩いて名所、旧跡、公園、神社仏閣等へ辿り着く為のきめの細かい道標

(案)【人】お散歩:道標500本推進5カ年計画

(年100本づつ設置する。)

  • 車の道路標識は整備されていますが、【人】の為の道路標識は市川市において整備されていません。【人】目線の道標の整備することにより市民が自由に市内を散策することができるようになります。市川市民は基より東京都内からも市川を散策する人々が多くなると考えられます。
4.【歩く】環境作り
・山林評価基準の推進
安定した景観、樹林地を提供することが精神の安定につながり市民に「やすらぎ」を与えることとなる。公有林と民有林の一体化した管理システムの構築が急務と考える。

(課題)子供の環境教育の推進/空き教室の活用(小学生・中学生対象:教育委員会の協力による環境教育カリキュラムの導入)(例)夏休みの宿題