「クスノキ坊やの独り言」~小さな物語~

僕、くすのき坊や8歳です。ぼくは市川に棲むことになりました。ぼくのお兄ちゃんは九州の田舎に棲んでいます。曾ひおじいちゃんのいる田舎です。

なぜか、僕だけ兄弟から、離れて都会の生活:公害に強そうだからって連れてこられちゃった。千葉の房州から来た友達に聞いたら、「市川に棲んだら長く生きられないよ」って言われちゃった。何故僕だけ、生きられないの?元気に生きていても、病気でもないのに。生きても30年だって。悲しいよ。

房州から来た友達も言ってた。市川に来るんじゃなかったって。曾おじいちゃんは九州で1500歳にもなって元気でいるのに。僕、公害で死んじゃうのかな?

なんか、相続税とかいう税金の対策のために斬られちゃうんだって。僕を大きく育てても、枝がじゃまだからと隣の人に言われたりするし、僕の腕もきられちゃうのかな?僕を斬ってアパ-トを建てて相続税を払う対策をするんかもしれないんだってさ。

僕を斬って、土地を売らないと相続税払えないんだってさ。お父さんが死ぬと、この土地は「売るといくらだから、相続税を払いなさい。」と国から言われるんだってさ。法律で決まっているんだって。こんな、おかしな税金止めればいいのにね。

それで、他では、「緑化推進事業」とか言って日本は緑を増やそう!なんて言ってるんだって。これ?嘘つきだよね。東京は、樹林地が亡くなっちゃってだんだん熱くなって東京砂漠かな?僕、暖かいところ好きなんだよ!僕は地球温暖化になった方が元気がでるんだよ。元々僕は寒いところが嫌いで霜の降りるところはいやだったんだ。なんで、都会で僕長く生きられないの?日本ておかしな国だよね。